それ本当に正しい!?~筋膜リリース~【パフォーマンスアップ】
メディアでもよく取り扱われている「筋膜リリース」。
テレビなどでも良く見ますが、情報が…あまりにも…。
近年の研究で「アナトミートレイン」があることがより明確になってきました。
そのことにより、筋膜を活用すれば不調解消に大きく役立つのです。
今回は、筋膜について紹介していきます。
Contents
筋膜とは?
よく耳にする筋膜とは、いったい何でしょうか?
筋膜
簡単に説明すると、カラダを包んでいる膜状のものです。
筋肉だけでなく、骨や血管、内臓、神経などを包んでいる膜です。
コラーゲン線維とエラスチン繊維により作られていています。
柔軟に形を変えることのできるコラーゲン繊維
ゴムのように伸縮するエラスチン繊維
二つの線維が正常で協働することにより、カラダをスムーズに動かすことができるのです。
もし、筋膜に異常が生じると、筋肉が元の場所に戻らなくなったり、骨格自体が歪むことも…。
カラダが健康でいるためにも、筋膜の状態は良好である必要があります。
筋膜が凝ると…

筋膜はトレーニングだけではなく、日常生活や普段の姿勢からでも硬くなります。
放置すると、カラダの動きが悪くなり、痛みが出たり、ケガにつながります。
筋膜に負荷がかかりすぎると、網状の線維が絡まり合い、きちんと機能しなくなります。
そうなると、筋膜がカラダを締め付けてしまい、筋肉が伸縮できなくなり、関節が固められ、可動域が失われるだけではなく、姿勢も崩れていきます。
血管やリンパにも影響が出て、代謝が悪くなったり、むくむ原因にもなります。
そうならない為にも、普段から筋膜リリースを行うことは必須なのです。
最近の研究によると、水分不足や過剰な糖分摂取が筋膜の状態を悪くすることもわかってきました。
筋膜に悪い影響を与えるもの
・筋疲労
・たばこ
・脱水
・糖質の過剰摂取
・悪い姿勢
筋膜リリース

指圧やこすったり、振動を与えたり筋膜リリースはさまざまな方法で行うことが出来ます。
筋膜に正しく刺激を与えていく事により、筋膜は柔軟性を取り戻していくことができます。
複雑に絡み合った繊維が、筋膜リリースにより正しい配置にもどり、柔軟に伸び縮みができるようになります。
筋肉や関節の動きがよくなり、可動域が正常に動くことができ、パフォーマンスアップに繋がります。
ただ、筋肉痛の改善効果はありません。
筋肉痛などの筋肉に炎症が起こっている場合は、かえって筋肉を傷つけてしまい症状を悪化することもあるので気を付けましょう。
筋膜リリース効果
・筋肉の柔軟性アップ
・血行促進
。可動域向上
・正しい姿勢効果
ストレッチとは違う

筋肉をほぐす手段としてストレッチを誰もが思い浮かべると思います。
毎日ストレッチを行えば、筋膜リリースの必要はなくなるのでしょうか?
筋膜リリースストレッチと謳って単純なストレッチを行っているのをよく見かけますが、
筋膜リリースとストレッチは効果が違うので別ものとして考えていきましょう。
筋膜は複雑に絡み合ったコラーゲン繊維とエラスチン繊維を正常の状態に戻す必要があります。
ストレッチでは筋膜が絡まっている状態のまま筋肉を伸ばすので、一時的には効果が出てもすぐに硬くなってしまいます。
さまざまな角度や方法によるアプローチをすることで、もとの配列に戻ります。
おすすめは
筋膜リリース→ストレッチの順で行うことです。
やり方のポイント
筋膜の固まっているところは、触って見つけることができます。
・ハリを感じる
・痛みを感じる
・硬い
・コリコリしている
そのような部分をほぐしていきましょう。
方法
ゆっくりと絡まっている膜を押し延ばしていくようなイメージでリリースしていきましょう。
・押し延ばす
・振動を与える
・面で圧をかける
指やテニスボール、ストレッチポール、フォームローラーなどの手段を使ってほぐしてみてください。
筋膜リリースとストレッチのやり方は別記事で紹介しています。

こちらへ
「ほぐして基礎代謝が上がる⁉【ストレッチと筋膜リリース】カラダが元気に」
さいごに
筋膜リリースはストレッチとは効果が違います。
正しく理解して、カラダのケアやパフォーマンス向上のために取り入れましょう。
コメントを残す