ダイエットするなら知っておこう【塩分と肥満の関係】無理なく減塩
アメリカで推奨されている塩分摂取量は1日2300mgであるが平均的なアメリカ人は、3400mgと明らかに塩分を摂りすぎていることになります。
日本でも欧米化により、塩分過多の人が増えています。
なぜ塩分を摂りすぎてしまうのか。
それは、味が濃いと食事が美味いからです。
最近の研究によると塩分の過多は、空腹感が増長し、食欲が収まらなくなると言う報告があります。
塩分は悪者なのか

塩分を摂りすぎると喉の渇きが強まり、水分を無性に摂りたくなる、それが「浮腫み」の原因になります。
だから塩分の摂りすぎによる水分の過多は避けるべき、と言われていました。
実験

ドイツのバンダービルド大学の実験から見直さなければならない結果が報告されました。
ここは、主に宇宙飛行士のために実験を行っている大学です。
未知の宇宙への長旅により、宇宙飛行士のカラダにどのような影響が出るかをできる限り研究し、安全にサポート出来るために日々研究を行っています。
実験には多数の被験者が参加します。
実験期間中は宇宙空間に構造された施設にグループを組み、それぞれに異なった塩分摂取量に分けられ、体の影響を見比べました。
すると意外な結果がでました。
ダイエットは減塩を

塩分を過剰摂取したグループのカラダは水分が尿になる工程でなぜか大部分の水は腎臓に戻されることがわかりました。
そうなれば大量の老廃物が溜まり、それを除去するために大量の尿素が必要になり、高カロリーの食品をまた食べなければならなくなります。
あきらかに悪循環のループになっています。
そのことからダイエットを行うには、塩分を控えめにすることも必須です。
心当たりのある方は、まずは減塩の食事から始めれば効果的だと思います。
味覚を戻す事が必要

減塩に慣れるためには味覚をもとの状態に戻さなければなりません。
赤ちゃんの離乳食期は、本当に素材そのものの味の食事をしていたと思います。
水が体に戻る結果を再度マウスにも実験してみたら同じ現象が現れました。
私たちのカラダでは、老廃物を除去するために大量のエネルギーが使われています。
尿には老廃物を溶け込ませて排出する役割があり、尿素を作り出す必要があります。
その尿素を作り出すために大量のエネルギーを摂取しなければなりません。
そのために食欲が増すのではないかと言われています。
肥満の悪循環
肥満の方は味の濃い食べ物を好む傾向があります。
ファーストフードや塩分の高めのものを食べます。
その頃にリセットすることが出来たらストレスも減り、ダイエットが楽になります。
その研究が最近進められています。
舌痩せ

最近メディアでも少しずつ「舌痩せ」というキーワードが出てきています。
簡単に言うと旨味成分(出汁)で舌を洗い、味覚を取り戻すことです。
これについては別のリンクで紹介しています。
こちらへ
さいごに
最近は塩分の過多が進み、それと同時に肥満も増えています。
もう一度食事を見直すいいきっかけになるかもしれません。
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