トレーニング中に予期せぬケガ【RICE療法で応急処置】早期回復
トレーニングに於いて、必ず運動を行う前にケガ予防をすることが必須です。
しかし、いくら普段からケガ予防に気を付けていても、予期せぬケガをしてしまうことは、多々あると思います。
ちょっとしたケガでも、応急処置を怠ると、後に後遺症が残る可能性は十分にあります。
今回は予期せぬケガに備えて、応急処置法をご紹介します。
Contents
応急処置の必要性

一般に筋肉や靱帯の修復は、3週間程度かかると言われています。
程度にもよりますが、推体や踵骨の骨折で3~4か月。
長管骨の骨格部では6~12か月の期間が必要になります。
迅速な応急処置をすることで筋肉や靱帯は、一週間ほどで徐々に運動負荷をかけることができますし、骨折などの初期の出血と強い腫脹が抑えら
れれば、外傷部の損傷を最小限に抑えられ、血液の循環を良くすることで、早期回復を促します。
なので迅速な応急処置は必要なのです。
RICE療法
トレーニングに限らず、一般でのケガの時に使われるのがRICE処置です。
これは外傷の現場で行う処置です。外傷直後に処置を行うことで、回復速度が格段に早くなります。
主に捻挫、打撲、肉離れ、骨折時に使われる処置です。
Rest(安静)
Icing(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(拳上)
と意味があります。
やり方
Rest(安静)

ケガした部分のはれや内出血、神経の損傷を悪化させないために、安静状態を保ちます。
場合によっては、筋肉や関節の動きを抑えるために固定しておきます。
Icing(冷却)

2次性の低酸素障害による細胞懐死、腫れや炎症の広がりを抑えるために、氷または氷水の入った袋で幹部を冷却します。
15~20分程しっかりと冷却を行うと感覚が薄れてくるので、そのぐらいで一度外し、また痛みが出てきたら同じように冷却を繰り返し行います。
この処置をよくシップなどで行う方がいますが、冷却効果は全くないので気を付けてください。
Compresion(圧迫)

内出血や腫れを防ぐために軽く圧迫します。
冷却処置と同時に行うと良いと思います。スポンジや包帯、テーピングなどを使い圧迫します。
幹部を揉んだり、強く圧迫すれば逆効果になるので気を付けてください。
Erevation(拳上)

患部を心臓より高い位置に置くようにします。
そうすることで、血液やリンパ液などの流入を抑え、内出血や腫れを抑える事が出来ます。
場合によっては三角巾などを使い吊るすようにします。
さいごに
迅速な応急処置を行うことで、ケガの悪化、後遺症などのリスクを格段に低くします。
RICE療法を覚えておくだけでも、もしものときに役立つと思います。
ちょっとしたケガに対しても迅速に応急処置を行えるといいですね。
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